国税庁「民間給与実態統計調査」による平成21年のサラリーマンの平均年収は406万円でした。
平成9年以降減る一方。加速する円高と不況で、回復の見込みもありません。
当然、家計を助けるために働きたいと考える女性も増えていますが、完全失業率は5.06%で求人も減っている状況の中、子供を抱えた主婦が働き口を見つけるのは至難の業です。
406万円という数字は、管理職の男性も入った平均ですから、20代・30代であれば男性でも200万円台だし、女性の年収は年齢によらず200万円台となっています。
更に日本のサラリーマンの中で、年収が300万円以下の方の割合は、なんと42%と過去最高になっているのです。
そして、長期的に見ると、年収300万円以下の割合は、年々増える傾向にあります。
このままでは生活出来ないので、働きたいと考える女性は増えます。
そんな流れの中、女性のパートタイマーを積極的に採用する企業も出てきていますが、まだ少数ですし、35歳を超えると厳しい現実が待っています。
一般論でいえば、女性が子育てのために産休を取ったとしても、仕事に復帰できる体制が絶対に必要だと思います。
また、急に子供が熱を出して保育園に預けられないときには、早退や休業を認めて、育児しやすい会社にしていくべきだと思います。
しかし、現実はと言えば、大企業以外は、対応が難しいと言わざるを得ません。
なぜなら、私自身が経営者として会社を運営していて、小さな会社であればあるほど、急に休まれたり、急に早退されたら、業務が完全ストップし、大幅な損失を被ることを身をもって知ったからです。
下手すれば倒産に追い込まれるといっても過言ではありません。
会社を興す前には、そんなことはわからなかったので、もっと育児に優しい社会づくりをすべきだと思っていました。出来ると思っていたのです。
しかし、現実は、そうしたくても、中小企業には実質不可能であるということが、体験的にわかりました。
そして中小企業の数は、全企業の99.7%を占めているのですから、どんなに行政ががんばったところで、これは現実化しないなということが分かり始めてきました。
もし法で規制したら、中小企業は女性の採用を渋るようになるでしょう。
一方で、少子化問題はどんどん進んでいます。
女性が安心して子供を産める社会体制を早急に整える必要があるのは自明です。
でも、国がなんとかしてくれるとは思えません。実質何の対策もなされないまま、子供の数は減り、2050年には5人に2人が65歳以上という現実が待っています。
30人で2人の高齢者を養っていけなければならない体制になるということは、65歳以下の人は、たとえ子育て中の女性であっても、全員働いて税金を納めなければ成り立ちません。
配偶者控除も扶養者控除も廃止される流れの中、特に専業主婦世帯の経済は厳しくなると予測されます。
年収1000万以上の男性割合は、国税庁の平成20年民間給与実態統計調査の結果によれば、7.8%しかいません。(全年齢で、です)
一方、サラリーマンの年収平均は平成21年で406万円と大幅にダウンしています。
専業主婦になりたい女性が増えているそうですが、満足できる生活レベルを維持して、専業主婦になれる可能性は極めて少ないでしょう。
だからといって、フルタイム勤務しながら子育てするのは大変だし、保育園は空きがない、第一その前に就職先なんかどこにもない!という話も冗談ではなく深刻な問題なのです。
2011年3月卒業者の12月時点での内定も、68.8%と大きく低下しています。
ここまで就職が厳しく、そして賃金が低下していると、当然のように副業ブームになります。
インターネットの出現で、様々な副業が可能になったからです。
会社に勤めないで、子育てをしながら自由気ままに生きていきたいという価値観は、確実に広まりつつあると言えます。
そこで提案したいのは、会社に属さずに自力で収入を得るという選択。
在宅SOHO、フリーランス、独立起業、といった道なのです。
これは、現在の日本社会に於いては、まだ受け入れられない世界ですが、20年後はスタンダードになっていますし、を子育てしやすい社会体制に変えるよりはずっと楽に、早く、実現可能です。
20年以内に、就職するのと同じ感覚でフリーランスや独立起業を選ぶのが当り前になるでしょう。
そういう社会が、近い将来必ずやってきます。
折しも100年に一度の大不況の最中、派遣切りや失業が相次ぎ、新しい就労体制を模索せざるを得ない状況になってきています。
その中で、自分の腕ひとつで収入を得られるスキルを磨くことは、誰にとっても必要不可欠となってきます。
就職や転職だけに目を向けて、実質的に何の役にも立たない資格を取得するよりも、パソコン1台、自分の頭1つで、確実に収入を得られる実質的なスキルを得ることの方が、ずっと現実的だし幸せになれると私は思います。
だからこそ、シビスを立ち上げました。
大学を卒業してから一度も就職せず、20年弱、フリーランスとしてあらゆる職種を経験し、あらゆるジャンルに於いて述べ1万名以上の生徒を指導し、そして不妊治療、双子出産、育児まで経験してきた身として、今、他の誰でもなく、私がこれを行わなければならないと、強く感じたのです。













